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12月から、米国株式もほぼ徹夜で取引されるようになる。機関は準備できたのか、暗号資産にとって好材料か? 米国株式は本来、昼間のみ本格的に開いている市場だった。正規取引時間は韓国の夜であり、韓国の朝になればすでに終了している。 そのため、ビットコインが深夜に大きく動いても、IBITやストラテジーは取引時間開始後になってようやく追随した。 この構造が12月6日から変わる。 ナスダックとNYSE Arcaが週5日、1日23時間の取引を開始する。日曜日の夕方9時(米国東部時間)に1週間の取引が開始され、金曜日の夕方8時に終了する。毎日20時から21時までの1時間だけシステムメンテナンスを行う。正規取引時間の9時30分~16時は従来通り。新たに追加されるのは、21時から翌朝4時までのオーバーナイトセッションだ。 コインのように土曜日まで開いているわけではないが、「株式は取引時間中にしか買わない」という感覚は崩れる。 今回の延長は特定銘柄のみを対象としたイベントではない。NMS株式とETFが対象だ。IBIT、FBTC、ETHAなどの現物暗号資産ETFも含まれる。 ストラテジー(MSTR)はナスダック普通株、ビットマイン(BMNR)はニューヨーク証券取引所普通株だ。深夜にコインが動けば、今後はETFやトレジャー株もその日の夜に価格を反映する経路ができたことになる。 ただし、取引所が開くことと、自分の証券アプリがその銘柄を深夜に開くことは別問題だ。最終的な判断はブロ커が下す。 ✅機関は深夜取引の準備ができているのか? インフラはほぼ整った。清算機関NSCCはすでに週5日24時間の清算体制を稼働中であり、統合価格情報(SIP)も12月6日から23/5で動作する。取引所のルールも承認済みだ。開く側の準備は整ったと言える。 問題は、実際にそのドアを使う側だ。 現在でも米国株式の深夜取引は全体の1%にも満たない。しかも、大手銘柄や人気ETFに集中している。SECが先日開催した24時間取引ラウンドテーブルでも、雰囲気は「やむを得ず進める」に近かった。ブラックロック、バーチュ、ジェーンストリート、UBS、シュワップ、ロビンフッドが席に着いたが、全員が12月6日夜から正規取引のように指値を出すというわけではない。 機関が深夜にすぐに参入できない理由は単純だ。夜間デスクを回す人的リソース、監視システム、担保・貸借・ショートポジションの可否、プライムブローカーサービスが昼間と同等ではないからだ。スプレッドが広い中で、むやみに約定することが受託義務に合致するのか、資産運用会社間でもまだ合意が形成されていない。市場造り手が深夜に在庫を抱えようとするには、まず大口貸し出し資金を確保しなければならないが、そのパイプはまだ細い。 そのため、初期の構図はこうなる可能性が高い。取引所は開く。一部のマーケットメイカーとリテールブローカーは人気銘柄のみを開く。大手機関は当面、正規取引時間と流動性が高い時間帯を堅持する。「開いた」と「機関が深夜に買う」は別物だ。 ✅暗号資産にとって好材料か? 構造的には好材料だが、直ちに価格を押し上げる材料ではない。 暗号資産の弱点の一つは、現物は24時間取引できる一方で、機関が利用する窓口であるETFや上場株式は平日の昼間のみしっかり動いていたことだ。週末にビットコインが下落しても、IBIT投資家は月曜日にギャップをそのまま受け入れた。アジア市場でイーサリアムが急騰しても、ビットマインは米国市場開場まで待たなければならなかった。23/5はそのタイムラグを平日基準で縮小する。機関にとって、コインは「昼間だけ扱う奇妙な資産」ではなく、株式と同様の時間帯でヘッジ・リバランスできる資産に近づくことになる。 特に恩恵を受けるのは現物だ。IBITのようなETFやストラテジー、ビットマインだ。コイン価格と株価が平日の夜にもより密接に連動するようになる。韓国の昼間にもこれらの銘柄を操作できる時間が生まれる。これまでプレマーケットやアフターマーケットに頼っていた需要が、取引所の正規セッションへと移行する効果もある。 一方で誤解してはいけない点もある。土曜日は依然として閉じている。ETFの設定・償還の中心は正規取引時間に残る可能性が高い。公式終値も正規取引時間基準だ。深夜にIBITが動いたとしても、その価格が直ちに翌日のNAVの基準価格になる構造ではない。流動性の薄い深夜にリテールが先行して入っても、機関が昼間に整理する過程で逆方向の動きが出る可能性もある。より大きな視点で見ると、ウォールストリートは仮想通貨市場に追従している。株式市場が仮想通貨のように24時間稼働しようとしているという事実自体、クリプトを周辺資産ではなく本流資産として扱い始めたというシグナルだ。このシグナルは材料として好ましい。しかし、その材料の本質は「今後仮想通貨が上昇する」というよりも、「機関が仮想通貨への露出をより扱いやすくなった」という点に近い。 一言でまとめると: 12月6日から、米国株式およびETFは週5日、1日23時間の取引体制となる。クリプトETF、戦略、ビットマインドも対象だ。取引所と清算インフラは準備を整えているが、機関全体の夜間参加はまだ十分ではない。クリプトには、アクセス性と価格追従性という点で構造的な好材料だ。ただし、初期の夜間市場は荒れやすく、土曜日の取引空きは残る。ドアが広がることと、そのドアの前に機関が列をなしていることは、まだ別の話である。

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