BTCを送信する際、最も直感に反するのは、実際には何も「送信」していないということだ。 ビットコインのブロックチェーン上には、移転可能なトークンも、アカウント残高フィールドも存在しない。 あなたが所有しているのは、秘密鍵で制御できる未使用取引出力(UTXO)のセットだけである。 「送信」する際の本質は以下の通り: 1. 秘密鍵で署名し、既存のUTXOを消費すると宣言する取引を作成する; 2. マイナーがその取引をブロックに含めると、ネットワーク全体のノードがUTXO集合を同期更新し、古いUTXOは「消費済み」とマークされ、新しいUTXOが生成される。 つまり、ビットコインの台帳上には「トークン」そのものは存在せず、本質は署名とグローバル状態の更新である。 例: あなたが2 BTCのUTXOを所有しており、Saylorに1 BTCを送りたいとしよう。 その取引は、あなたの2 BTCのUTXOを消費し、以下の2つの新しいUTXOを生成する: • Saylorのアドレスへ1 BTC • 手数料を差し引いた約1 BTCを、あなたが制御するアドレスへ返金(おつり) ネットワーク全体の台帳が更新された後、Saylorが制御するUTXOの合計は1 BTC増加し、あなたが制御するUTXOの合計は1 BTC(手数料分を除いて)減少する。 システム全体のBTC総量は変化しない——手数料はマイナーの新しいUTXOとして吸収されるだけである。 実体が移動しているわけではなく、ただ「誰がどの出力を消費できるか」というグローバルな状態が、署名とコンセンサスによって更新されているだけである。

