機関投資家の暗号資産に対する見方は変化しているのか?—野村ホールディングスとLaser Digitalの2026年調査とオンチェーンデータが「導入前段階」を示唆(@cryptoquant_com、レポート#266) 野村ホールディングスとLaser Digitalによる2026年の調査では、機関投資家の暗号資産に対する感情に明確な変化が見られる。前向きな見方の割合は25%(2024年)から31%へ上昇し、否定的な回答は18%へ低下しており、価格動向を超えた信頼感の向上を示している。 重要なことに、回答者の65%が暗号資産を分散投資ツールと見なしており、投資を検討している人の79%は3年以内に配分を実施する予定である。想定される配分比率は主に2~5%の範囲であり、暗号資産がサテライト資産として位置づけられていることを示している。 この傾向は、従来の資産との低相関性という認識によって裏付けられている。NBERやIMFの研究では、暗号資産はユニークなリスク・リターン特性を有し、ポートフォリオの分散に有効であるが、完璧なヘッジ手段ではないとされている。 一方、オンチェーンデータは、実質的な需要がまだ発展段階にあることを示している。ファンドフローレシオは依然として低水準(約0.03)であり、高価格にもかかわらず取引所での取引活動は限定的である。これは投機的取引の減少と保有志向の強まりを示唆している。 本質的に、機関参加は本格的な投入というより準備段階にある。市場構造は低取引高と供給圧縮を反映しており、長期保有者が支配的である。 未解決の課題としては、明確な評価フレームワークの欠如、カウンターパーティリスク、変動率、規制などが挙げられる。日本では、国内スポットETFの未整備が制約要因となっている。 それでも、勢いは高まっている。ステーキング、貸付、トークン化資産への関心が拡大しており、ステーブルコインの財務および支払い用途への利用も増加している。 市場は「導入前段階」に入っている。機関は決定ではなく準備をしている段階である。インフラが整えば、わずかな配分でも市場構造を変える可能性がある。 https://t.co/es2uldtha4—-Nomura-Survey-and-On-Chain-Data-Signal-“Pre-Adoption-Phase”



