シマキャピタル(Shima Capital)は、創業者イーダ・ガオ(Yida Gao)が誇張されたリターンで投資家を誤解させたとしてSEC(米国証券取引委員会)から訴えられたことを受け、閉鎖することになりました。ガオ氏は創業者向けのメールで、自身が辞任し、ファンドを清算することを確認しました。SECは、彼がプロモーション資料でリターンを2.8倍から90倍に膨らませ、資金をオフショアの法人に流用したと主張しています。訴訟が提起された翌日には、400万ドルの和解が成立しました。テロ資金供与対策法(Countering the Financing of Terrorism laws)の下で規制の監視が強まる中、また影響を受ける投資家にとってのキャピタルゲイン税の影響が迫る中で、この会社の解散は、SECの圧力を受ける暗号資産(クリプト)VCにとってさらなる打撃となっています。