ProCap Financialは、純資産価値に対して約40%のディスカウントで、発行済み株式の2%以上を買い戻すために50 Bitcoinを売却しました。同社は現在約5,305 BTCを保有しており、ナスダック上場企業の中でも最大級のBitcoin保有企業の一つとなりました。
企業の株式がその裏付けとなる資産価値に対して40%のディスカウントで取引されている場合、買戻しに費やされる1ドルは実質的に1.67ドル分のBitcoinへの露出を獲得することになります。残る株主にとっては、1株あたりの企業のBitcoin保有分がより大きくなります。
バイバックの実行手順
これはProCapがこの戦略を実行する初めてのケースではありません。2026年6月1日、同社は200万株の買戻しを資金調達するために約52 BTCを売却しました。その際の割引率は純資産価値(NAV)に対してさらに大幅な約50%でした。
このパターンは意図的なものです。ProCapは2025年12月に取締役会の承認を得て、最大1億ドルの予算で株式買い戻しプログラムを実施しています。同社は2026年を通じて、25%から35%のディスカウントで買い戻しを実行しており、今回のラウンドと6月の取引は、その範囲内でより積極的なものとなっています。
最新の取引後、ProCapの発行済み株式数は86,764,282株であり、2026年9月2日の市場終了時点での1株当たり純資産価値(NAV)は約3.71ドルです。同社のBitcoin保有高は2026年中に約5,000〜5,457 BTCの範囲で変動しました。
ProCapがここに至った方法
ProCap Financialは、NasdaqでBRRというティッカーで取引されており、2025年にSPAC合併により上場しました。同社は、Bitcoin財務を構築するために、優先株式として5億1650万ドル、転換型証券として2億3500万ドルを含め、合計7億5000万ドル以上を調達しました。目標は、Bitcoin保有高を最大10億ドルまで構築することです。
同社はアントニー・ポンプリアーノによって設立されました。Bitcoin財務戦略に加え、ProCapはAIベースの金融プラットフォーム「Silvia」を運営しています。
ディスカウントアービトラージが投資家に意味するもの
企業がこれらの取引を1回実行するたびに、保有するBitcoin総量はわずかに減少しますが、残存株1株あたりのBitcoin裏付けは増加します。1億ドルの買戻し許可により、ProCapはこの戦略を継続するための十分な余裕を確保しています。
リスクは、ProCapがこれらの買い戻しを資金調達するためにBitcoinを売却していることです。今回の取引で売却された50 BTCは、総資産の1%未満です。同社の保有高は、2026年のピーク時の約5,457 BTCから現在の5,305 BTCまで低下しています。

