米国証券取引委員会(SEC)は、Cboe BZXによる21SharesのCore XRP Trust ETFの申請を承認しました。これは、米国市場で規制されたスポットXRPへの投資機会を提供するための重要な一歩を示しています。この動きは、暗号資産ETF申請の急増や、現政権下での暗号資産に対するよりフレンドリーな規制スタンスへのシフトの中で行われました。
概要
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Cboe BZXによる21SharesのXRP ETF申請をSECが承認したことで、XRPが投資資産としての規制上の受容が進展していることが示されています。
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この申請は、Bitwise、Grayscale、WisdomTree、Canary Capitalなどの企業による暗号資産ETF提案ラッシュの一環であり、政策の好転を期待しています。
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XRP ETFは商品信託として上場される見込みであり、スポットBitcoin ETFやEther ETFの規制フレームワークに沿う可能性があります。
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現在、XRPは約2.55ドルで取引されており、2.80ドル近辺の技術的な抵抗線と2.45ドル付近の支持線がある中で、統合フェーズにあることが分かります。
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暗号資産にフレンドリーな政権とETF申請ラッシュによって、XRPのようなデジタル資産に対する機関投資家の関心が、最近の価格変動にもかかわらず増加しています。
CboeによるXRP ETF申請:XRPにおける規制上の突破口
米国証券取引委員会(SEC)は、Cboe BZXによる21SharesのCore XRP Trust ETFの申請を承認しました。この進展は、米国の投資家に規制されたスポットXRPへの投資機会を提供するための重要な一歩です。この申請は、現政権の産業寄りのアプローチの下で進化している暗号資産に対するSECの姿勢の転換点を示しています。
暗号資産ETF申請の波
このXRP ETF申請は、暗号資産ETF提案の急増の一環です。資産運用会社はBitcoin、Ether、Solana、さらにはDogecoinのような人気のミームコインを含む多様なデジタル資産に対する申請を行っています。承認されれば、XRP ETFは商品信託として上場され、昨年デビューしたスポットBitcoinおよびEther ETFで使用される規制フレームワークに沿うことになります。21日間のパブリックコメント期間が続き、最終決定は240日以内に行われる予定です。
XRP ETF申請に対するSECの承認は、機関投資家の間での楽観論を高めています。規制されたXRP ETFの承認は、未規制の取引と主流の投資を結ぶ重要なプロダクトを提供することになり、XRPを主流の投資手段として正当化する重要な一歩と見られています。これにより、XRPの価格があまり規制されていないプラットフォームへの依存を減らし、安定化する可能性が期待されています。
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XRP/USDT 価格チャート | 出典: KuCoin
現在、XRPは約$2.55で取引されており、適度な価格変動の局面にあります。テクニカル分析によると、XRPは$2.80付近で抵抗を受けているものの、このレベルを突破すれば、$3.00から$3.20の範囲に向けて上昇の勢いが得られる可能性があります。一方で、弱気圧力が続く場合、XRPは$2.45付近のサポートをテストする可能性があります。この調整局面は、対称三角形パターンを特徴としており、方向性はまだ不確定ながらも、決定的なブレイクアウトが間近に迫っていることを示唆しています。
XRP ETFが暗号資産投資の新時代を切り開く
SECが投資家保護基準への適合性や一般からのフィードバックを評価する審査プロセスを続ける中、XRP ETFの申請は、米国におけるデジタル資産投資の新時代の幕開けを告げる可能性があります。暗号資産に優しい規制環境が近づくことで、XRPやその他のデジタル資産がさらに広く認知され、暗号資産が主流の金融に統合される道が開けるかもしれません。