Filecoinは ブロックチェーン技術を利用したオープンソースの分散型クラウドストレージネットワークです。ユーザーは重要な情報を非常に安全で暗号された分散型の方法でクラウド上に保存できます。
動的な分散型クラウドネットワークにより、既存の集中型ストレージプロバイダーよりもはるかに費用対効果が高く、安全なデータストレージとなります。また、ストレージ資源を提供し、Filecoinネットワークに参加することで自システムでデータをホストしたいユーザーに対してインセンティブを提供します。
FILはFilecoinプロトコルのネイティブデジタル資産で、主にネットワーク内のトランザクション手数料の支払いに使用されます。Filecoinネットワーク上にデータを保存したい場合、ユーザーはストレージプロバイダーにFILで支払い、ストレージ資源を提供する側にはFILでインセンティブが提供されます。
Filecoinネットワークは、dApps、Webサイト、デジタルコンテンツ、企業データ、個人ユーザーのプライベートデータ、公共データセットなどに分散型ストレージソリューションを提供し、大きな可能性を持っています。Filecoinの分散型クラウド基盤により、ユーザーは暗号技術やブロックチェーン技術による不変性を特徴とした非常に価格競争力のあるクラウドサービスを利用できます。
Filecoinと仮想通貨FILの成り立ち
Filecoinの開発チームであるProtocol Labsは2014年にJuan Benet氏によって設立され、ネットワークプロトコルの研究、開発、展開ラボに注力する企業です。2015年、ファイルを共有するためのピアツーピアネットワークとして考案されたInterPlanetary File System (IPFS)プロトコルが公開されました。
2017年にFilecoinのトークンセールが行われ、2,100を超える個人・公募投資家から2億500万ドル以上を調達しました。CoinListでのパブリックセールだけで1億5,300万ドル以上の資金を調達し、プライベートトークンセールでは約5,200万ドルの資金を調達しました。
Digital Currency Group、Boost VC、Y Combinatorといった著名な投資家がICOラウンドに参加しています。トークンセール時に、FilecoinはSimple Agreement for Future Tokens (SAFT)という金融商品を提供しました。2020年10月15日、Filecoinメインネット公開に伴ってFILトークンが参加者に配布されました。
開発者がネットワークの安全性を確保するためのゼロ知識証明「zk-SNARK」を発表したことで、2021年はFilecoinにとって驚異的な年となりました。この年、Filecoin Virtual Machine(FVM)も発表され、EVMと互換性のあるスマートコントラクト機能をFilecoinネットワークに導入しました。
