
データが揃い、スタグフレーションの悪夢が現実に。英国の失業率は4.7%に達した。米国の契約住宅販売は-7.3%急落。 一方、ドイツのPPIは1.9%と記録的高い水準を示した。 成長は崩れ始めている。 インフレは粘着性を保っている。 債券市場が犠牲になっている。 • 英国失業率:4.7%(前回4.4%) • 英国平均賃金:3.7%(鈍化しているが、仍として目標値を超える) • 英国求職者数:30.3K • 米国契約住宅販売:-7.3%(月次) • 米国住宅着工件数:122万件(予想130万件を下回る) • ドイツPPI(月次):1.9%(大幅な高水準) • 英国10年物債入札:5.42%(入札倍率3.6) • 中国LPR:3.00%および3.50%据え置き 多くの見出しでは見過ごされるニュアンスを以下に。 英国の雇用データは最悪の組み合わせだ:失業率が急速に上昇(4.7%)している一方で、賃金成長率(3.7%)は英中央銀行が利下げを実施するには依然として高すぎる。 一方、米国の住宅市場は5%超の金利の重圧で急落中。契約住宅販売が-7.3%という数字は災害級だ。 しかし、欧州のインフレパイプライン(ドイツPPIが1.9%!)は、ECBも政策転換ができないことを示している。 GBPUSDを$1.3250、米国10年物金利に注目せよ。このデータの重圧で債券市場は崩壊しつつある。 成長が崩れ、インフレが粘着する中、どの中央銀行が最初に譲歩するのか?
