
5月20日は、米国株式市場にとって非常に重要な日になります。 NVIDIAが米国市場引け後に決算を発表します。 現在のS&P500は、AI・半導体関連の大型テック株によってほぼ支えられており、その約40%の強さをこのセクターが占めています。そして、その中心にいるのがNVIDIAです。 つまり、NVIDIA=AIトレードそのものです。 S&P500が史上最高値の7500を付けている背景には、市場が次のシナリオを織り込んでいることがあります。 ・AIブームは本物 ・企業は今後もAIインフラへ巨額投資を続ける ・AI向け設備投資はさらに拡大する ・NVIDIAが引き続き市場を支配する 現在のマーケットは、かなり“完璧な未来”を前提に織り込んでいます。 市場予想は、 売上:約780億ドル EPS:約1.77ドル しかし重要なのは、市場は単純な780億ドル達成では満足しないという点です。 さらに強い売上成長、 より強気なガイダンス、 中国向け売上の本格回復、 AI投資加速の継続、 これらが求められています。 つまりNVIDIAは、ただ決算を上振れするだけでなく、「AIバブルがまだ加熱し続けている」と証明するレベルの内容が必要になります。 最近のNVIDIA上昇の背景には、中国の大手テック企業向けH200チップ販売承認があります。 しかし問題は、トランプ訪中後も、中国側は「まだH200を購入していない」と明言していることです。 現時点では、中国向けH200売上は実際の数字としてまだ反映されていません。 市場期待を満たすためには、NVIDIAは ・決算の大幅ビート ・中国売上回復の明確な確認 この2つが必要になります。 特に今は、 ・新しいFRB議長 ・原油100ドル超 ・中東リスクと物流混乱 ・過熱したAIバリュエーション といった不安要素が多く存在しています。 もしNVIDIAが800億ドル超の強い決算を出せば、AI相場はさらに加速する可能性があります。 一方で、決算が予想並みでも中国売上が不透明なままなら、一旦調整し、次のデータ待ちになる可能性があります。 もし期待未達となれば、AI関連全体のリプライシングが起こり、現在の市場不安と重なって大きなボラティリティにつながる可能性があります。




